「奏菜ちゃん……、体調……、大丈夫なの?」
「大丈夫……、体は、あっついけど……」
「それ、大丈夫じゃないよっ。ちゃんと休まないと……」
「やだ、やだぁ……
 一人ぼっち……寂しかったの……
 あのね、ちゃんと、休んでたんだよ? でもね、目、覚ましちゃってね……、
 眠れなくてね……。
 柊哉くんのこと、ずーっと、考えてたんだよ?」
「奏菜ちゃん……」
「最初は楽しかったの。今度、お休みの日にどこ行こうかなって。
 でも、段々寂しくなってきちゃった……。柊哉くんにね、すごくすごく
 会いたくなってね……胸が切なくなって……
 欲しく……なっちゃったの……」
「そっか……」
「嫌いに……なる?」
「そんなことないよ。寂しかったんだね……
 僕のこと、考えててくれてありがとう。嬉しいよ」

 よしよし……と、奏菜ちゃんのさらさらの髪を撫でてあげる。

「あ……、柊哉くんにね、髪撫でてもらうの、大好き……っ。
 ん……キス……したい……
 キスは……だめかな……柊哉くんが風邪ひいたら困るもんね……」
「そうだね、キスは、また今度」
「ん……、その代わり、いっぱい優しくしてね……?」

「具合、悪くなったら言ってね。途中で止めたい時も……」
「うん……ありがとう」
「じゃあ、口にはキスしてあげれないけれど……」

 僕は奏菜ちゃんの頬に小さくキスをする。

「あ……、嬉しい……。柊哉くん……」
 奏菜ちゃんも小さく、僕にキスを返してくれる。
「奏菜ちゃん……」

 今度は首筋に小さくキスをして……それから、柔らかい首筋に甘噛みして、
 舌を這わせる。

「んっ……んう……っ、く、くすぐったいよぉ……、は、はあ……
 ひゃっ……、そんな、首の後ろまで……! んっ……」。
 
 首筋をぺろりと舐めて、もう一度、奏菜ちゃんの頬にキスをする。

「おっぱい、触っていい……?」
「ん……、いいよ……触って……?」