雪花の瞳に、僕の姿が映る。僕を真っ直ぐに見てくれている。
 雪花が少しだけ僕に体重を掛けてくる。雪花の柔らかい体が、僕の体に押
 し付けられる。

「柊哉くん……好き」
「僕も……、雪花が好きだよ」

 ぎゅっと雪花を後ろから抱き締めた。少しだけ濡れた髪が近付く。

「柊哉くん……、大きくなってきた。当たってるよ……?」
「……雪花……」
「ねえ、キス……しよ? ……ん……」

 雪花の唇に、小さくキスをする。
 お湯に浸かっているせいか、少しの刺激で、鼓動が速くなっていく気がした。

「雪花……」

 雪花の頬に、髪やおでこに、小さなキスを繰り返して行く。

「うー……、唇、キスしてぇ……?」
「うん……」
「ちゅ……ん……、柊哉くん……
 んう……、ちゅ……ふあ……ん……、はあ……からだ、あっつくなっちゃう
 ……
 もっと、キスしよう……? 口の中、柊哉くんでいっぱいにされたい……」
「うん……、僕も、雪花とキスしたい……」

 小さく雪花の唇を舐めて……それから雪花の口の中を舐めまわして行く。

「あっ……んみゅ……、む……ちゅ……」

「みょ……、も……っと……んぅ……っ……、だえき……柊哉くんの、ん、
 唾液……ほ……しい、んっ……」
「僕も……」
「んっ……! んぅ……みゅ……、んは……はぁ……」
「雪花……、もっと、舌出して……」
「ぅ……こ、こう……? んっ、きもち、いい……んむ……柊哉……くん……」
「うん……、すごく、上手だよ……」

「んっ……んぅ……。は……、はぁ……
 お風呂だから……かな……? なんだかあっつくなっちゃって……いつもと
 違う感じで……
 まだ、少ししか入ってないのに……のぼせちゃいそう……」