「き……霧架……!?」
「……う……うう……ごめん……とりあえず服を脱いでみたんだけど、これ以上は……!」
「い、いやいやいやっ……、む、無理しなくても……!」

 霧架の下着……大腿部が露わになり……
 霧架は必死に、胸元を隠している。
 その……恥ずかしがっている姿はすごく可愛いけれど……
 ……隠すのそっちじゃないんじゃないか……というくらい、大事な部分を、
 見せつけている。

「いや、だってそういう知識……あんまりないだろ……?」

 霧架は今までも、そういうものに対して知識が浅いと言うか……
 そんな感じだったけれど……

「じ、実は、一昨日の夜から……、瑚子ちゃんと、真奈ちゃんから……は……初めての
 ……セックスという……サイトの……URLが……たくさ……」
「あいつら!!」

 あいつら……人の彼女になんてことを……!!
「なっ、なんだっ!? 見ちゃったのかっ!?」
「……み……見ちゃった……けど、よ、よく……わからなくてっ!
 とりあえず積極的に服を脱げと……」
「間違った知識だそれ!!」
「いや……無理しなくていいんだぞ……?
 そんなに……急いでどうこうというわけでは……」
「……で、でも……見ちゃった……から……、見ちゃって……頭がぽおっとして……
 ボク……新くんと……してみたい……」
「……だめじゃ……ないけど……」
 俺だって……ずっと……、霧架が可愛すぎてやばかった。
 こんな姿見せられて、「してみたい」なんて言われて、……止められない。

「……いいけど……途中で「やっぱりだめ」って言われても、止められないからな」
「わかってる……、「男性は獣に進化する」って書いてあった……」
「そのサイト絶対おかしい!」
 なんてサイトなんだ……。後で見せてもらおう……
 でも……合ってるのかも。既に頭がくらくらして、理性が働かなくなりそうだった。
「……下着、可愛いな」
 霧架に近付き、そっと……その唇にキスをする。
「……ん……んちゅ……はあ……、……新くん……」

 霧架の体は、緊張から酷く強張っているようだった。
 髪や頬に小さくキスをし、その胸の膨らみへと、手を伸ばす。


「……あ、あの……手、外してほしいんだけど……」
「……う……うん……えっと……、あれ……えっと……」
 ……霧架の手を外そうと手を伸ばすが……全然動かない。
「は……恥ずかしさの余り硬直している……!? パンツは見せつけてるのに……」
「そ、それは……言わないで……っ。あう……恥ずかしくなってきた……」

 ……まずい。このままでは足を閉じられてしまう。それは出来たら避けたい。
「……無理に、取らなくていいから……俺に任せてくれれば……」
 霧架に近付き、そっと愛撫していく。首筋に触れ……頬を撫で、耳に小さくキスをする。
「ん……、う……はあ……」
 なるべく声を出さないように我慢しているのか、俺が触れるたびに体がピクリと動く。
 その仕草がとても可愛くて……俺はどんどん夢中になっていく。