「先輩っ! 先輩はココと一緒に行くんです! いいですねっ?」
「ダメだよっ! 新くんはボクと一緒に行ってくれるって言ったもん!」
「それは霧架さんがココは来ないって嘘吐いて言わせたんじゃないですか!
 ずるいです〜!」
「なんとでも言えばいいっ。ボクだって引けないんだっ。
 ボクは、新くんを瑚子ちゃんに取られるわけには行かないんだよっ」
「先輩はココが好きですよね? ココを恋人にしたいですよね?」
「新くん! ボクがパートナーにふさわしいよね?
 捜査だってするし、家事だって出来るよ!」
「なんですかっ。料理対決したらいいですかっ!? ココだって負けないですよ!」
「う……料理はそんなに自信ないけど……」
「ふふっ、ココは結構お料理できますよっ? 先輩、ココ、いいお嫁さんになりますよっ!」
「お、お嫁さん……!? ボ、ボクだって、負けないもんっ!」
「ふふ、霧架さんに勝ち目はないですよっ。
 お嫁さんになるってことはぁ、気配りや家事ができることだけじゃないですもの……」
「体の相性も大事って言うかぁ……(ハート)」
「かっ……体の相性……っ!?」
「ほらほら、先輩……っ、どうです? ココのおっぱい、当たっちゃってます……(ハート)」
「なっ……ずるい……!」
「ずるくないです〜。持てるものの権利ですよっ、ほらほら、先輩……どうですかぁ……?」
「ボ、ボクだって……。……う、うう……うーっ……」
「ふふっ、霧架さんのお胸は、ちょっと小さすぎるようですねっ。そこも素敵ですけどっ」
「うっ、うるさいうるさいっ!! 新くん、あんなのに靡いたりしないよねっ?」
「先輩、おっぱいは大きいほうがいいですよ? 実践的に」
「そんなの、絶対関係ないっ! 新くんっ、ココちゃんを振り払うんだ! そして一緒に行こう!」
「さ〜せ〜ま〜せ〜ん〜! 先輩は、ココのです〜っ!」