櫂 |
「お前が、この屋敷に関係しているのか? この場所の不思議は、わからないことは、全て……
だから……、部屋から出て来ないのか?」 |
沙羅 |
「さぁな。答える必要はない。
余計なことは考えるな。何もするな。大人しくしていろ。幸せで、いたいのなら。
これは、忠告で……助言だ」 |
櫂 |
「求めたら、どうなるっていうんだ?」 |
沙羅 |
「さぁな。それはお前の行動によるが……、いや、これは言わない方がいいか……」 |
櫂 |
「なんなんだよ、それ……」 |
沙羅 |
「私はお前を怪しく思ったから、忠告をするために出てきた。
次に何かあれば、その時は命がないと思った方がいい」 |