いつも着ているワンピースを脱ぎ、二人は下着姿になってベッドに転がった。
……正直、まだ心の準備が出来ていなかったりする。可愛いけど。

けれど、きっと不安なのは二人も同じで。
陸乃のほうは表情にそれが表れている。空音は陸乃の手前、お姉さんぶってそんな素振りは見せないけれどきっと。
だからこそ、俺がしっかりしないといけない……よな……。

空音 「ん……」

空音にそっとキスをした。小さな唇から微かに吐息が漏れて、どこか恥ずかしく、くすぐったいような気持ちになる。

陸乃 「…………」

……空音とのキスを、陸乃はただ黙って見つめていた。「私も」とねだっているように感じる。……寂しいのかもしれない。

陸乃 「……ちゅ……ん……」

今度は陸乃にもキスをしてやる。空音も陸乃も、嬉しそうな微笑みを見せた。