ネグリジェ姿のみちるが、ベッドに横たわる。
長い髪がシーツに広がって、月明かりにきらきらと輝く。
窓枠の影がみちるに降り注いで、一層幻想的に映る。

みちる 「櫂……」
みちる 「ふふ……、なんだか、恥ずかしいわね……」
「無理しなくていいから、嫌だったら言ってほしい」
みちる 「嫌だなんて……。大丈夫よ、櫂に、してほしいのだから……」
「みちる……、ありがとう、そんなこと言ってもらえるなんて、嬉しい」

みちる 「櫂……、ん……、ちゅ……」

そっと、みちると静かに口づけを交わした。みちるの柔らかな匂いが鼻につく。
今度は少しだけ、激しく……
舌を入れると、最初は躊躇したものの、すぐに応えてくれた。


みちる 「ちゅ……、はあ、櫂も……もっと、舌を…………ちゅ……んふ……、ふあ……、ちゅ……
 は……あ……、キスって、激しいものなのね……」
「……知らなかった?」
みちる 「思っていたのとは違った、と言う感じかしら……? 知識はあっても……
 櫂も、同じではない……?」
「ああ。俺も……、好きな人とのキスがこういうものだなんて、知らなかった……」
みちる 「……ふふ、櫂ったら……
 キス、しましょう……? ん……ちゅ……
 んむ……、ちゅ……。櫂……もっと……。ふ……、ちゅ……」

舌を絡ませて、何度もキスをする。唾液を欲しがるように、口内に舌を進めた。