知紗 「あっ……やっ……、ちょっと、櫂……っ」
知紗 「んっ、まだ、挿れたばっかりだからぁ……っ! やっ……! はっ、あぁっ……!」
知紗 「はっ……、動き、速いよぉ……」
「……止める?」
知紗 「あっ、止めちゃダメぇ……。
 もっと、ゆっくり……。ゆっくり、櫂のこと感じたいの……」
「ん……」

知紗の言ってくれることが全部嬉しい。
俺も、もっと知紗を感じていたい。知紗の反応を全部見ていたい。


知紗 「んっ……ちゅ……ふぁ……、ちゅ……
 あっ、櫂に……求められて……、ふぁ……! あっ……! んっ、ちゅ……、ちゅ、は……あぁ……」
「知紗の中……、びくびくって、動いてる……。うねってる……かな……?」
知紗 「だって……、こんなに、櫂に愛してもらって……、は……あ……、気持ちいい……
 んっ……、感じないわけ、ないよ……。ふあっ……あ……
 頭の中がね……いっぱいになるの……。櫂のことばっかり、考えちゃうの……
 あたし……、すっごい恋してるんだなぁって、感じ……」
「ん……、知紗が幸せそうなら、何より」 
知紗 「むぅ、なんか、ヒトゴトっぽい。櫂とあたしのことなのに」
「うん……。大丈夫、俺も知紗と居られて、幸せだから」
知紗 「櫂……、えへへ、嬉しいな……」
「知紗……?」

なんだか、いつもと雰囲気が違った。
何か……思っているのだろうか……?。